水漏れは水道メーターでわかる!メーターの見方やチェック方法とは
水道料金の請求がいつもより料金が高くなっていて、もしかして水漏れ?と思った時、どうしたらよいのでしょうか。水漏れは水道メーターを見れば一目でわかります。簡単に確認することが可能ですので、もしもの時のためにメーターの見方を覚えておきましょう。また水漏れの場所を調べる方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
水道メーターの見方
水漏れはある日突然起こります。そんな時に慌てないよう、水道メーターの見方は覚えておいて損はないでしょう。しかし水道メーターとは一体どんなものなのでしょうか。これまでに一度もメーターを見たことがない…という方もいるかもしれませんね。ここでは、水道メーターとその見方について解説します。
水道メーターとは?
水道メーターは検針メーター、水量の確認指針、パイロットの3つの部分から成ります。メーター上部の数字カウンターが検針メーター、赤い針のついた数字盤が確認指針、そしてその隣にある銀色の部分がパイロットです。水道メーターは毎月使用した水量を記録するもので、水道局の検針員が2か月に一度このメーターをチェックし、水道料金の請求額を確定しています。
水道メーターで何がわかる?
まず検針メーターでわかるのが水道の使用量です。現在出ている検針メーターの数値から前回の数値を引いた数値が2か月分の使用量になります。検針票には前回の使用量に加えて、前年の同月の使用量の記載があるでしょう。これらを比較して一気に使用量が増えている場合は要注意です。夏場は子どもの水遊び、自宅でのプールなどでいつもより増えることもあるでしょう。
しかし、とくに使った記憶がなければ水漏れの可能性があります。また、赤い針のついた確認指針は正常に水が流れているかを示します。たとえば水1リットルを流した場合には針が1周するようになっています。
水漏れはパイロットを見ればわかる
では、パイロットの役目は何でしょうか。水漏れが疑われる場合は、水道メーターのパイロットを確認してみましょう。水漏れしている場合は家中にあるすべての水道を止めても、左下のパイロットが回転します。本来パイロットは水を使用している間だけ回転するものなので、もし回転が見られた場合はどこかで水漏れしている可能性が高いのです。
水道メーターはどこにある?
そういえば水道メーターの場所を知らない…という方も多いかもしれませんね。水道メーターは戸建ての場合は、住宅の庭、駐車場といった地面にフタ付きのボックスが埋められています。「量水器」という文字が目印で、フタを開けると中に止水栓と水道メーターがあります。アパートの場合も通路や駐車場といった地面に埋められていること多いでしょう。
また、マンションには玄関の外側横にパイプシャフトと呼ばれる場所がありますが、その扉を開けると中に水道メーターがあります。
水漏れがわかったら場所を特定する
パイロットの回転で水漏れがわかったら、どこの水道から水漏れしているかを早急に特定しましょう。とはいっても家の中には洗面所、風呂、キッチン、トイレと水道がたくさんありますよね。
まずは水道の水をしっかり止めた状態で、蛇口から不自然な水が出ていないか確認してみましょう。風呂場は蛇口だけでなくシャワーヘッドにも注目します。蛇口に異常が見られなかった場合はシンクの下にある給水管を調べましょう。また、トイレで水漏れを起こすケースも多いため、止水栓や配管、タンク、ウォシュレットなど、トイレ内のあらゆる場所を念入りに調べてください。
また、戸建てで庭に外水道がある場合には、シャワーホースを付けた蛇口を開けたままにしておくことがあるでしょう。シャワーホースから水漏れを起こしていることもありますので、忘れずにチェックしてください。水漏れ箇所が見当たらない場合には、見えない場所で起きているケースもあります。どこかでポタポタ、ゴボゴボといった音がしないかどうか耳を傾けてみることも有効です。
水漏れ箇所がわからなかったら
家中調べてみたけれど、どこからも水が漏れている様子がない、場所が特定できないという場合もあるでしょう。そのような場合、地中に埋まっている水道管や排水管で水漏れを起こしている可能性があります。晴れて地面が乾いている日でも地面が湿っている場所があれば、地中で水漏れしている可能性が高いでしょう。
自分で水漏れ箇所を特定して、自分でなんとか対処したいと考える方もいるかもしれませんが、水漏れは早急な対処が必要になりますし、無駄な水道代を払うことにもなりますので、専門の業者に調査をお願いしましょう。とくにシンク下の給水管は素人が見てもわかりにくいことが多く、また水漏れを起こしているのが一ヶ所とは限りません。プロにくまなくチェックしてもらった方が安心でしょう。
突然起こる水漏れ。まずは落ち着いて水道メーターの確認をしてみましょう。水漏れは給水管のネジのゆるみ程度のものであれば自分でも直せる場合がありますが、素人では難しい修理が必要になることもあります。直ったと思ってもまたすぐに水漏れを起こすこともありますので、修理のプロに相談した方が確実で安心といえるでしょう。